色々なものが値上がります。物価高に対抗していくには、自社の価格改定を当然検討していく重要事案となります。なんたって最低賃金が約50円上がるのですから、企業の人件費負担はさらに大きくなります。また、従業員51人以上の中小企業に所属する短時間勤務者(週20時間以上)に社会保険(厚生年金と健康保険)の加入が強制となります。それなりの規模の中小企業はさらに社会保険料の会社負担分が増えていきます。恐らくですが、
今まで、良くも悪くも、自民党政権でそれなりに経済等安定したことは事実ですが、これだけ物価高、最低賃金の上昇、法律改定などが起こると、中小企業経営は知らず知らずに経営状況がむしばまれて、やがて赤字になって、さらには資金繰りに窮することになることでしょう。
経営ってぼーーとしているとあっという間に経営悪化になります。
そのために経営者がやることは2つ。
売上の向上(客単価の向上とリピート率の向上)とコスト削減ですね。売上は新規顧客獲得も大事なのですが、もっとリピート顧客に目を光らすべきですかね。なんせ人口減少の日本ですから新規顧客は至難の業です。強烈なFANを増やすことが先決。また、コスト削減ですが、この手の記事を書くとバカな経営者はすぐに人件費をカットしようとする。それは最後の最後です。無駄な仕事や作業を洗いだし「捨てる(やらない)」ことです。それからDX化を実現することです。「紙を使わない業務フロー」を一回真剣に考えてみて下さい。御社のバックオフィスの生産性は2倍になるはずです。ということは時間単位のコストが1/2になるってことです。と言っても中小企業経営者はコスト削減が嫌いなのか、DX化が嫌いなのか、あまりやりません。生産性に興味が無いんでしょうね。
値上げに文句を言っていても、会社の経営が好転することは無いです。戦略的に事業を推進していくことが大事です。攻めと守りの両方を器用にやっていくスキルが必要です。経営者が見ていく指標は一つです。生産性の指標を毎月改善できているかを検証しながら経営を行っていくべきです。
2024-10-01
アールイープロデュース