潰れる会社の特徴

経営

最近、倒産件数が多くなっているという新聞記事やネットニュースが多く出ています。ほぼコロナ融資(ZEROZERO融資)の返済ができなくなっていることが大きな要因と言えますが、根っこの部分は違います。経営者の資質に尽きます。潰れる会社は経営者の力量や知識、現場ノウハウが足らないということです。

経営って、うまく行っている会社を見ていると「簡単そうに見える」わけです。しかし、会社を順調に伸ばしている経営者は少なくとも以下の3点は自分でやっています。土日も休まず仕事をしているはずです。

1.財務諸表や財務指標の分析

ダメな経営者はこの経理というか財務を丸投げして、自分は何もしません。だから資金ショートして潰れるわけです。自分で資金繰りや財務指標を毎月分析していればもっ前から手を打てているはず。単に「経理や財務は苦手」って感じで経営者の仕事を放棄しているにすぎません。

2.マーケティングを勉強していない

製造業や小売業、飲食店など、「良いモノを作れば売れる」と思い込んでいる経営者が多すぎます。良いモノを作るのは当たり前の時代です。マーケティングって「お客様が求めている商品やサービスを適切な時期に提供する仕組みそのもの」です。お客様が寄ってくる仕組みを作らなければなりません。お客様の声やニーズをとことん探る努力が必要です。それをやっていない独りよがりな会社が多い。だから顧客に見放されて潰れていくのです。

3.マネジメントの素質が皆無な人が多い

自分一人や親族で経営するならマネジメント(主に労務管理)は必要ないのですが、従業員を雇用して、一致団結して同じ方向を向かせるためには、マネジメントの理論は最低でも頭に入れておく必要があります。従業員は感情の生き物なので、それぞれの不満や欲求があります。個人別にワンツーワンで対応できるマネジメントスキルを学び、フィールドで試し、試行錯誤して構築していく必要があります。

起業する前に中小企業診断士の通学講座を1年通って学ぶことをお勧めします。試験合格は難しすぎるのでパスでOKです。これだけ経営に必要な知識を座学でまとまって教えてくれるものはないです。

戦略・マーケティング・財務・労務の基礎知識を入れたうえで商売を始めるのが倒産などの失敗確率を下げる方法です。

2024-02-13

アールイープロデュース