このような中小企業をたくさん見てきました。今でもたくさんあります。経営者は「自分一人で頑張っている」と言い張る。従業員は「社長は何をやりたいのかわからない」と言う。
御社が活性化しない理由は簡単です。経営者(社長)が腹を割って本音で「自分の会社をこうしたい」「このような方向にもっていきたい」「こういう会社に再生したい」などの熱い思いを、従業員に語って、議論していないってことです。簡単に言うと「コミュニケーション不足」ってことです。
経営者はこの手の話を「ちゃんとこの前会議で発表した」と常々言います。しかし、発表ごときで従業員にその「経営者の熱い思い」が伝わるはずもないわけで、ましてや1回発表したくらいで浸透や理解されるはずもない。
中小企業の強みである臨機応変、朝令暮改、小回りが利くなどは、「経営者一人で完結させているだけ」であって、従業員を巻き込んだ組織としての団結した方向性ではないため、いつまでたってもその手の中小企業は成長すらしないで停滞するばかりなのです。
経営者と従業員が結論が出尽くすまで議論をするミーティングを行い、会社の方向性を決めていくことがベストだと思います。それができる経営者の会社はとても伸びていきます。1馬力ではなく、組織全体の数十馬力になるからです。
2023-12-04
アールイープロデュース