週休3日制が当たり前の時代がもうすぐ来る

経営

私が銀行員として入行した当時、土曜日に12:00まで当たり前のように営業していました。当たり前のようにです。それが隔週土曜日が休みになり、ついに週休2日制が実現しました。

私も含めて、今の「当たり前」は未来の当たり前ではないということを理解しておく必要があります。「国家公務員の週休3日制導入」を政府が発表しました。理由としては労働時間が長すぎて公務員になり手がいないとのこと。それを緩和し優秀な人材を取り込みたい意向です。

民間企業も大手企業中心に、副業解禁や週休3日制の導入がぼちぼち進んできています。ここで言いたいのは、ますます優秀な人材は大手企業に集中し、中小企業やベンチャー企業での確保が難しくなってくるってことです。

中小企業の経営者の頭には「週休3日制」なんて想定外だと思います。そんなこと「無理無理!」って思っていると思います。しかし、会社ってそこそこ優秀な人材がいてこそ初めて事業継続ができるわけです。令和の時代、福利厚生や労働環境がしっかりしていて、趣味や家庭と仕事の両立を応援してくれる企業が労働者から選ばれる立場になっていることを理解してください。会社が選ぶ時代ではなくなってきているのです。

今から労働者が働き方を選択できる「週休3日制」「短時間勤務正社員」などの働き方のバリエーションを揃えて、事業が成り立つ仕組みを構築しておかないと、一気に人手不足倒産ってことになる可能性があります。

2023-04-21

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