強い組織と弱い組織の違う点
強い組織は自律型のスタッフが育つ環境があり、権限移譲等で任せることができる組織です。反対に弱い組織は、リーダー(経営者)の指示命令系統がしっかりしているために、リーダーしか意思決定できる人材が育たず、指示待ち族のスタッフが多い組織です。
なぜ自社に「自律型の人材」が育たないかを、原因を因数分解している分析すると、結局「経営者の経営スタイルや考え方」に行きつきます。
中小企業の場合、強くならない組織は、リーダーが圧倒的な力量や権限を集中させているために、従業員は指示された仕事しかさせてもらえないわけです。そうなると、「考えて行動する人材」は絶対育ちません。経営者がすべての采配をしている企業は、経営者のキャパまでは売上や収益は安定しますが、ある一定規模以上になると伸びなくなります。一人の限界が来るからです。伸びる会社は、従業員に権限移譲を行い、自律型人材を育てていくから、そこからまたグーンと伸びるわけです。
経営者の度量というか、器以上の会社はできないわけです。そのことにあまり気づいていない中小企業経営者が多いことも事実です。
2022-03-02