人に仕事をつけてはいけない。仕事に人をつけるべし!

経営

人に仕事をつけてはいけない。仕事に人をつけるべし!

人に仕事をつけると、組織は硬直化します。Aさんという人がいたとして、その人は経理しかできない人だとします。そうなると中小企業経営者はAさんに「経理業務」をやらせることになります。これが1年、数年、10数年と続くと組織は硬直化し、経理業務の改革やDX化等がとても遠のくわけです。

反対に、仕事に人をつけるとどうなるか?経理という仕事があります。その仕事は仕訳のやり方や勘定科目をある程度理解しておかないとできません。言い換えればその程度の知識があれば担当できる業務となります。おまけに改善志向の人に任せれば、バックオフィスの業務改革を行ってくれる可能性があります。また、経営者が参照する月次試算表から経営指標を分析する財務面も見てくれるようになる可能性もあります。すべて経営者の仕事の振り方次第となります。

このようにして、仕事を定義し、それができる要件を明示し、ジョブローテーションを繰り返すことで人材の多能工化が進みます。ひとりの人に仕事を固定化されることは、業務が安定するというメリットはありますが、改革等の進化を阻む原因にもなります。

中小企業の組織活性化のポイントは、「仕事に人をつける」で行きましょう。簡単に言っていますが、社内意識改革を行いつつ、マネジメントしていく必要があるので、時間と忍耐が必要です。経営者はこれをやて行かない限り強い組織は作れないと思います。

2021-06-01

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