撤退戦略、決断が難しいですよね。
経営者は新規事業等の事業拡大には、結構自分で意思決定し、イケイケで突っ走るのですが、こと「撤退」となると躊躇します。それは仕方がないですかね。従業員の事、店舗等の閉鎖コスト、売上減少のこと、など色々「マイナス面」が気になり、撤退の意思決定が出来ない人が多いようです。
撤退の決断ができないなら、道は2つ。①「製品・商品の改良を行う」②「新市場の開拓を行う」しか手はないです。多角化はやめておきましょう、ほぼ失敗します。
①は既存顧客にさらなる付加価値を提供し、客単価を向上させていく戦略。それなりの製品開発コストがかかります。財務的に厳しい会社は難しいかも。
②は既存の商品を少し改良し、新たな市場を作る。今まで50歳以上がターゲットだったものを、20代とか女性限定とか、でコンセプトを決めてマーケティング手法を変えていく。もっと言えば、ブランドを分ける等の戦略も効果があると思います。会社のターゲッティングの絞り方と商品の見せ方を工夫すれば可能性はあります。いずれにしてもそれなりのコストがかかります。
その点からすれば、私ならの前提ですが
苦境であれば、売上に見合うコストになるようにあらゆる面から考えて「撤退戦略」を選びます。撤退は「諦める」のではなく、「捲土重来」を目指す戦略です。私はそういう経営ポリシーです。
2022-07-27
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