既存の仕組みを壊すには、それなりの覚悟と勇気がいる
私のYou-Tube動画を見て、「バックオフィス業務をDX化をしたい」という中小企業経営者からの問い合わせが最近増えてきています。現状の業務フローの洗い出しから課題抽出、新業務フローの提案と導入すべきツール候補の提案まで行うのですが、既存の業務フローにとても古い「レガシーなシステムや仕組み」が必ず存在しています。
今までそのシステムや仕組みで業務を回してきたので、その仕組みを無くす、壊す、廃止、することにとても抵抗感があるようで、踏ん切りがつかず、結局、従来とあまり変わらない業務フローに落ち着くケースがあります。
私から言わせれば、あらゆる仕組みを「クラウド化させる時代」になっているので、既存のシステムを捨て去る勇気と覚悟が必要なのです。当然一気には難しいですが、工程をスケジュール化して業務のやり方を全く新しいやり方に変えて、対顧客に対しても今までの対応と異なる対応の方法を考えていくことが「DX化」の狙いとなります。ダメな今の業務のやり方を見直すきっかけがDX化なのです。
レガシーシステムをクラウド化するだけでは、会社は何も変わりません。クラウドツールを使って業務遂行する「人の意識改革」も同時に進めていく必要があります。その根幹は「なぜクラウド化して業務をスリム化する必要があるのか?」をスタッフにきちんと説明し続けることです。
使う人の意識が変わらない限り、会社の業務効率、生産性は全く上がりません。中小企業経営者も「DX化する自社の戦略性」をきちんと整理してからDX化を進めるべきです。羅力本願では何も前に進みません。
2022-06-24