紙だらけの中小企業経営
弊社はほとんど「紙」を使いません。複合機の使用料は毎月最低金額です。昔は3000枚以上は優に印刷していました。その金額1万から2万円。しかし、今は月に100-200枚の印刷しかしていないです。しかし、世の中の中小企業はまだ「紙」であふれています。私がブログや動画でどれほど「紙介在の業務を会社から排除しよう」と言ってもなかなか難しいようです。
その理由が最近わかってきました。
経営者の頭の中に「紙を使わない業務イメージ」が全く思いつかないということです。昔から当たり前のように紙を使って業務フローを構築してきたので、紙を無くした仕事のやり方のイメージがわかないのです。
たとえば、営業会社。FAXで注文書が届く仕組み。これはOKです。
しかし、そのFAXを自動的にpdf化できる複合機が無いのです。だから、紙で出力し、それを手で注文書を書き直し、商品を納品している。経営者が「複合機で受信したFAXをpdf化できる」ことを知っていれば仕事のやり方を紙からpdf(データ)に変えることが可能となります。注文書をpdf化できれば、そのpdfをもとに受発注システムに添付し登録すれば良いのです。営業マンの在宅勤務が可能となります。受発注システムが古くてpdf添付等が出来ないのであればkintone等で構築すれば済むはずです。これもkintoneの機能(便利さ)を知らない限り経営者の発想がそこまで行きません。
結局、経営者の意欲・熱意に依存することが大きいですが、DX化を進める上でその手のことをアドバイスできる支援者が必要となります。顧問税理士や社労士が出来れば良いのですが、、
2022-05-12