組織活性化を実践して売上・利益を拡大したい中小企業経営者に方へ
今回のテーマは【責任感と恐怖心が人を成長させる!】です。
人間は誰か頼れる人がいると、必ず頼ります。
頼り方は様々ですが、
「わからないことを質問する」
「難解な問い合わせに対して電話等を変わってもらう」
「難しい仕事を手助けしてもらう」
「クレームトラブルは先輩にバトンタッチ」
などでしょうか?
これは組織活動を円滑に進める上で悪い事ではないのですが、社員の「真の成長」
という意味であまり成長速度は早くなりません。社員を真の成長させたければ、
その人が矢も手に立つ場所に放り込むことです。
私もそうですが、自分が一人で矢面に立たないといけない場面になると、
人は成長します。
理由は、
①責任感が生まれる。
まずさまざまな想定できるトラブルを予測して事前にある程度問題解決しておく
という段取りを行うようになる。
これは自己責任で誰にも頼る人がいないという「責任感」からこのような行動
が生まれるのだと思います。
②恐怖心が芽生える
失敗したら会社や関係者に迷惑をかけるという恐怖心が芽生え、
失敗しないように慎重に仕事を進めるようになる。
自分でわからない事項等があれば、事前調査するなり、誰かに聞くなりして、
事前に課題解決するような行動を取るようになる。
上記の理由で、社員等を成長させたければ、
ひとりしか居ない環境を作ることも一手です。
その場で質問できる人や教えてくれる人がいると、その場の課題は対処できますが、
自分で納得して対処していないとか、全体像を理解して対処していない場合は、
何度も先輩等に聞くはめになります。これは良くあるケースです。自分がいつまでも
下っ端だと思っているから、上位レベルの仕事を真剣に習得しようと思っていないのです。
しかし、自分ひとりでお客様と対峙しなければならなくなった瞬間、
人は責任感と恐怖心が芽生え、恥をかきたくないので自力で何とか事前勉強や練習を
繰り返しながら、自分の体で仕事を覚えて行くのです。
これが「真の成長」だと思います。