自分で判断させることの難しさ
経営者は身勝手なので、
「そんなことくらい自分で判断しろ!」と言います。
その「そんなこと」が厄介なのです。
これって、物差しであり「基準」なので、
その「判断基準」の共有が、経営者と従業員で
認識の差が大きいと、トラブルになるのです。
「なんで勝手に判断したんだ!」ってなるわけです。
従業員からすると、「そんなこと」だった訳です。
中小企業の経営者は一度、そのような事態になると
もうすべて「自分で判断」しようと考えるように
なります。部下に判断業務を任せないようになる。
そうなると、組織なんて絶対成長しないわけです。
中小企業経営者にとって、大事な器量というものは
「任せきる」ってことです。
任せきれるまで「狙った人材」を英才教育して育て
るってことです。
そのためには経営理念を経営者と同じレベルで理解
していることが大前提です。
任せきったら、「判断基準」が少しぐらいずれて
いても、口を出さないことです。
(これが結構しんどい)
そうすると、お客様からクレームや苦言を受けて、
本人が「どうすればよいか」を考えて「策を打ち」
ます。
そうこうしているうちに、自分で判断し、無理なく
仕事をこなすようになるわけです。
ここまで育つのに、それこそ1,2年はかかるでしょう。
2017-09-21
中小企業の組織活性化支援の
アールイープロデュース http://re-p.co.jp
お問い合わせ https://www.re-p.co.jp/contact/