中小企業経営者の皆様へ
今回のテーマは【忙しい時ほど考える癖をつけろ!】です。
こらは非常に需要で大事なことです。
忙しい時は、何も考える気がしません。
流れに任せて作業をしてしまいます。
時間が課題や問題を解決してくれると思い込んでいるからです。
確かに、世の中には「時間を掛ければ100%達成できる仕事」がたくさんあります。
しかし、残業して、土日出勤して、身も心も疲弊させながらやっと達成できるのです。
忙しい時は、いったん作業の流れに身を投じてしまうと、あとは考えられなくなる
のは当然です。私も経験があるのでよくわかります。何も余計なことを考えたくないのです。
しかし、これでは自分がしんどくなるばかりです。
だから、身を投じる前に「考える」のです。
その時間を30分でもよいから取るのです。
そして、誰でもよいから隣の同僚、上長、部下に一緒に考えてもらうのです。
ある意味、部外者であり、当事者でない人の意見には「斬新な考え」「切り口」
があります。当事者には想定もしなかった糸口が見えてきます。
これが、客観的に物事を見る力なんです。
仕事は「昔ながらの方法」でやっていると、業務量が増えてくると、上記の事例のように
「残業でやっつける」「土日でやっつける」やり方になります。
これでもいいのですが、会社からすると、たまったものではありません。
残業代や休日出勤が増えると、労務管理上財務管理上、よろしくないからです。
社員やスタッフの仕事での「役割」は何と言っても「改善」なんだと思います。
悲壮感漂わせて仕事をしても、あまり良い結果には繋がらず、改善・改革も実践されない
わけですから、どんどん仕事の納期が遅くなります。やがてミスが起こります。
忙しい時ほど、雑談ベースで良いので
『○○の仕事なんですが、今××でちょっとっ大変なんです。良いアイデアアイデアないですかね?』と誰かに問いかければ、きっと良いアイデアが生れます。
それを気軽にできる人とできない人がいるようですが、
私は誰にでもできることだと思っています。
考えることから逃避していると、全く進歩の無い人間になってしまいます。
そんな人材は組織からすると、不要な人材となります。
経営者も社員も、常に自律型で考える習慣を身に着けていきましょう!
そこに「仕事の面白さ」があるのだと思います。