中小企業経営者の皆様へ
今回のテーマは【山登りは高い山ほど段取りが大事】です。
昔、銀行員時代の時、人事部に「段取りのトツカ」という人がいました。とにかく、すごい段取り上手な仕事が出来る人だったそうです。
また、ある知り合いの経営者は、私に言いました。『南本さん、私が今やっている仕事は、2ヶ月先のことなんです』と。
私は言っている意味が分からず、その方のノートを見せてもらいました。なんと、今月の予定はノートにびっしり書き込まれており、仕事はその予定の日に終了するのだそうです。来月もびっしり書き込まれています。
この経営者も、段取り上手な人なんだろうなと思います。
どんな仕事でも、段取りはとても重要です。特に、大きな仕事、期間が長い仕事、重要度が高い仕事は、きちんと段取りを組んでおかないと、戻りがものすごく大きくなり、予定していた期間の数倍かかるケースもあります。結果、土日出勤や徹夜になります。
そこで段取りの立て方なのですが、
(1)自分のやること
(2)部下や同僚、他業者にやってもらうこと
(3)上手くいかない場合の代わりになる段取り
この3つがしっかり段取りされていれば、段取り上手になると思います。
ほとんどの人は(1)の自分の段取りのみ、立てます。それで仕事が進むように思い込むのですが、仕事って色々な人がからんできます。(2)の社内の人の段取りも組んでおく必要があります。
最も重要なことは、うまくいかなかった際の「代替する段取り」がスケジュールされているか!ということになります。どんな簡単な仕事でも、うまくいかないケースが必ず出て来ます。そのことを予測しておくと、いざそうなった場合に比較的簡単に対処できるものです。
何事も最悪を「予測」して、段取りを立てておくことがうまく進むコツですかね。
ではでは