組織活性化を実践して売上・利益を拡大したい中小企業経営者の皆様
今回のテーマは【組織活性化ノウハウ】週次の実績評価と検証です。
PDCAの「C:チェック」ですね。
このチェックを行わない中小企業が多い。
私の場合、週次ミーティングを開催する際、前週の成果を発表してもらいます。
成功事例、失敗事例、すべてやった結果は成果となります。
成功した場合は、その成功要因を、失敗した場合はその失敗原因を発表してもらいます。
毎週、「C」チェックを行うことで、社員も経営者も考えることが習慣化されてくるので、
ちょっと先を見れるようになってきます。
また、他の社員の発表も聞くことができるので、情報共有され、それが他の人のノウハウ
として蓄積されていきます。
そうすると、どうなるか!
他人が失敗した事例を参考に、自分の部門でオリジナリティを出してアレンジしたり、
成功事例も同じく、アレンジして自部門や自チームで実行するようになります。
ここまで来るには、6ヶ月くらいかかりますが、社員が前向きに考え、能動的に行動
してくれるようになると、経営者は楽になります。
後の経営者の役割は、脱線しないように見守ることです。
脱線とは、自社の経営理念やビジョンに逸脱していないか?のチェックですね。
行動計画を立てPDCAを回している中小企業は、ほぼP:計画とD:実行はやっています。
しかし、C:チェックとA:見直し再計画をやっていません。
理由は「忙しい」とか「過去のトレースが出来ない」とか、色々あります。
まあ、世の中の中小企業がPDCAを回す仕組みすらないのですから、PDCAの「PD」
だけでも出来ているだけ素晴らしいのですが、もっと、組織を活性化し、強い会社にしたい
のであれば、PDCAの「CA」を必死で全力でやってみて下さい。
社員がものすごく「考える」ようになります。
計画と実行だけなら、やりっぱなしで事は済んでいきますが、その実行した「成果」を
経営者や幹部社員から聞かれるとなると、『こりゃ!小手先ではだませないな!』と
思うようになり、真剣にPDCAを回すようになるのです。
やがて、それが習慣化されると、経緯者や幹部だけでなく、他の社員が他の人の発表の
際に、厳しい質問(突っ込み)を入れてくるようになります。
そんな組織・会社は、めちゃくちゃ強いと言えます。