【組織活性化7つの仕掛け】理念の一気通貫(②経営ビジョン)

経営

組織活性化をして売上・利益を拡大したい中小企業経営者の皆さんへ

 

【組織活性化に必要な7つの仕掛け】をテーマごとに弊社が実践しているコンテンツを掘り下げてお伝えして行きます。

今回のテーマは『理念の一気通貫(②経営ビジョン)』です。

 

前回は「経営理念」について書きました。経営者が経営を永続的に行うためにも、非常に重要な概念です。これを避けて経営をしている方はやがて大きな壁にぶつかり、二進も三進もいかなくなることでしょう。短期的に会社をやりたい方は経営理念は不要かも。

 

さて、経営理念ができました。

 

次にやるべきことは「経営ビジョン」の策定です。

 

経営ビジョンとは何でしょうか?

 

一言でいうと、『将来にわたり会社の進むべき方向性=未来設計図』です。
経営理念は経営者の「何のために経営をやっているのか?」を世の中に訴えかけるものでした。経営ビジョンは、その理念に基づき、「会社が未来に向かってどのような事業展開をしていくのか?」を示す未来設計図のことです。

 

経営理念は経営者の熱い思いが込められているので、理解しにくい、というよりも、色々な解釈ができるように抽象的な表現で記載されているケースが多いです。
その経営理念を達成していくために、より具体的に将来に対してどのような事業をいつごろまで達成していくのか?を明文化したものと言えます。

 

経営ビジョンは事業に関すること、お客様等の利害関係者に関するとこ、社員に対すること、なんでも結構です。制約やルールはないです。経営者が将来に対して、現状をどう改善していくかを記載した一種の宣言書みたいなものです。宣言するからには真剣で真面目に策定することが求められます。

 

これを社内に浸透させていくことで、全社一丸となるキッカケになると思います。経営陣と社員の距離がぐっと近くなること間違いないです。押し付けるのではなく、社員とのコミュニケーションのツールとしても使えます。策定することでメリットがたくさん出てきます。必ず組織は活性化してきます。

 

経営ビジョンの策定手順は以下の通りです。

 

(1)経営理念を達成させるために、具体的に5年程度以内に「何をすればよいか」を洗い出す。

(2)それらをグルーピングする。たとえば、事業展開のこと、社員のこと、お客様のこと、など

(3)箇条書きで良いので、会社が将来進むべき道を指し示すような経営ビジョンにまとめる。

(4)社員等に見てもらい、明確でわかりやすいかどうかを確認する。わかりにくい表現等があれば、別の言葉で置き換え分かりやすいように修正する。
これで経営ビジョンの出来上がりです。
次回は、「行動指針」について記載します。

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