組織活性化は経営者の開示する度量から生れる!

経営

中小企業経営者の皆さんへ

 

今回のテーマは【組織活性化は経営者の開示する度量から生れる!】です。

 

経営者はどうしても社員に色々なことを隠したがる。

 

その心理は?

 

役員報酬が高いとか、経費の無駄遣い(接待という名の飲食代)などを社員に知られることを非常に恐れています。

 
役員報酬が高いことを社員が指摘したら、『じゃ!今から君が社長として代わりにやってよ!』と言えばよい。

 
接待等の経費のことを指摘してくれば、『じゃ!君が今日から営業をやって新規クライアントをバンバン取ってきてね!』と言えばよい。

 
まあ、こんなに簡単なことじゃないでしょうが、
経営者はとても、マルチな頭の使い方をして、土日も祝日も平日の夜もつぶして、経営しているんだ!ということをきちんと社員やスタッフに伝えてる必要があります。
そりゃ大変ですよね。

 

世の中小企業企業の経営者は、日夜、資金繰りを心配し、新規顧客の営業もしなくてはならない。また、従業員の採用やマネジメント、経営判断など、ビシバシと会社を前に進めて行かなければならない。とっても大変なんです。
私が言いたいのは、強い組織にするためにはその大変さを、社員(幹部社員で良いかも)に、経営数値を開示し共有しないと始まらないということです。
月次試算表を元に、管理会計表を作成し、毎月の売り上げや経費、銀行返済額など、すべてオープンに、会社の未来について議論して行くことが大事です。

 

そう!この議論を始めることがとても重要なんです。

 

社員だってばかじゃないですから、会社の損益状況を見せられれば、文句ばかり言っていた人が、真摯に状況を受け入れ、対応が変化する人もいます。(しない人もいますが・・)経営者が抱えている課題を社員が変わって解決しようとするケースも出てきます。経営数値を開示して悪い方向に行くケースは非常に少ないのではないでしょうか。

 

弊社の話で恐縮ですが、
会社の会計をスタッフがやっていますので、ガラス張りも良いとこで、すべて経営状況が丸裸です。だから、苦しいときに頑張ってくれます。経営者が言いづらい経費節約などしてくれます。色々な智恵を社内で出してくれます。楽になったときは報酬を還元しています。物を買ったり無駄なことはしません。社員に賞与等で還元する方が、よっぽど、投資的に意義があります。
経営数値を社員に開示する度量があれば、会社はそれを機転に、組織活性化の一歩を踏み出すことができると思います。

 

ではでは。

アールイープロデュース
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