潮目を読む

経営

中小企業経営者の皆様

 
今回のテーマは【潮目を読む】です。

 
ビジネスはとかく、法規制や法改正で大きくかじ取りを変えなければならない局面が来ます。そのタイミングに乗り遅れると、競合他社に大きく差をつけられ、会社の売上や収益が変わってしまう場合があります。
経営者は常に世の中、とりわけ日本がどのような社会になっていくのか?を先を予測しながら判断して行かなければなりません。

 
「そんなことわかっとるわい」という声が聞こえてきそうですが。

しかし、意外に出来ていない会社も多いと思います。

 
なぜか?

 
どんな「法改正」や「法規制」「法緩和」が自社に影響を与えるか?がわからないからです。
みんな現業ビジネスの現状維持で忙しい。現状維持で精一杯です。そんな中、瞑想にふけって戦略や先読みをする余裕すらないというのが現状でしょうか。

 
そんな方に最近、南本がやっていることをご紹介します。
ずばり、ツイッターの活用です。

 
ツイッターは芸人、役所、新聞、報道機関、出版社、個人など、さまざまな人が毎日、ツイートしています。私が活用しているのは、公的な機関(役所や報道機関、新聞)の情報を電車内で見るのです。たとえば、「日経」や「毎日」などのキーワードで検索すると、膨大かつ有益で最新の情報が時系列に参照できます。今世の中でどんな法律や規制がかかっているか、企業の業績が上向きか、下向きか、特定の業種業態がダメか、良いのか、などなど。

 
すべてわかります。

 
これは気合を入れてインターネットで情報を探す必要がありません。今インターネットの問題点は、「最新情報」かどうかの判断は自分が行わなければならないという点です。HPなんかは更新していないものは古い情報だったりします。しかし、意外に検索エンジンに上位に表示されるページも少なくないので、信ぴょう性が低い場合がああります。

 
私の場合、毎日ツイッターで情報を見て、勝手な妄想を行います。

 
例えば、ワタミの赤字決算が最近発表されました。色々な問題があってのことだと思うのですが、「普通の居酒屋」ではもうこの先生き残れないな!と思うわけです。その妄想したことをクライアントの飲食のオーナーに話すのです。話すだけです。そうすると、オーナーも気づきがあります。喜ばれるかどうかはわかりませんが、相手に気づきを与えることが出来ます。

 
マクドナルドも同じことです。大赤字を出しました。この会社も色々なことがあり、赤字になったのかもしれませんが、子供からファミリーからビジネスマンまで、オール大衆向けのビジネスモデルの終焉と私なんかは思ったりするのです。もっと「おもてなし」に力点を写し、階層別(高齢者夫婦、ビジネスマン、若者、ファミリーなど)の個別の空間を準備し、来た人が癒される空間にして行かないとこれからの日本ではダメだろうな!とか勝手に妄想するわけです。何しろ、日本は少子高齢化に超特急で突入しているのですから。

 
その妄想が当たっているかどうかはさておき。
この「妄想」する癖自体が「先読み」の訓練となり、自社の経営環境の先読みが出来るようになります。
皆さんも自社の「潮目」を逃さないように、今日も一日がんばって下さい。
妄想のお手伝いならできますよ~~!

 

アールイープロデュース