【組織活性化7つの仕掛け】知恵OUTPUT(⑥アイデアコンテスト)

経営

組織活性化を実践して売上・利益を拡大させたい中小企業経営者の皆様

 

今回のテーマは【組織活性化7つの仕掛け】知恵OUTPUT(⑥アイデアコンテスト)です。

 

「⑥アイデアコンテスト」

 

アイデアコンテストなんて行事を行っている中小企業はどれほどあるだどうか?
私の顧客で、やっていると聞いたことが無い。

 

この手の儀式は、ある程度会社側が「仕組み」を作ってあげる必要があると言えます。
私が銀行員時代、銀行が募集したのが、当時経営企画部が主導で「銀行の変革に対するアイデア」みたいなテーマだったと思います。論文形式でかなりの文章を書いて提出した記憶があります。おかげさまで「佳作」かなんかを頂き、金一封を貰った記憶があります。

 

ここまで大げさにする必要はないですが、
毎月でも、3ヶ月に1回でも、6ヶ月に1回でも、1年に一回でも結構です。
お勧めは、毎月が良いかと思います。理由は社員に常に毎日、考える癖付を定着させるという意味で、毎月実施するとやがて習慣化され、当たり前の行事となるからです。

 

アイデアコンテストは、自社の経営課題に直結するテーマを社員等に提供して下さい。

 

例えば、
①会社のコスト削減30%を達成する方法
②売上アップを前年対比20%アップを実現する方法
③定時に帰宅するためのアイデア
などなどです。

 

よく企業が失敗するパターンは、アイデアを出させるところまでは、一生懸命やるのですが、その後のフォローが出来ていない会社が多いです。

 

せっかく、社員が必死で考えたアイデアに対して、経営者や経営陣が返答していないケースが多すぎます。良いアイデアもちょっと?というアイデアもあるかもしれませんが、中身をすべて見て、良いアイデアに対しては、表彰をしてあげることが大事です。さらに、これは!というアイデアは会社が採用し、アイデアを考えた人をリーダーとして、プロジェクトを立ち上げて推進すると、もっと成果があがり、社員のモチベーションが向上すること間違いないです。

 

アイデアを出させる仕組みと表彰する仕組み、最終的に実行に移すPDCAの仕組みが成否を分けます。日頃からPDCAを回す仕組みを普通に構築出来ている会社は、難なくこれらをスムーズに遂行できるわけです。

 

やはり、仕組みづくりは経営者の最重要課題であり、やらなければならない役割ですね。