妻の能力に嫉妬する小さい器の夫群

経営

弊社は私以外はすべて女性です。しかも、「子育て中の主婦」のみです。子育て中の主婦を弊社の戦力にしているのには訳があります。過去に中高年者、独身の若者、子育てしていない既婚者など、いろいろ採用してきましたが、弊社のような「継続性」「忍耐力」「並行処理」の能力が求められる仕事には「子育て中の主婦の方」が最適と言う答えに至ったからです。だからもっと主婦の方はたくさん稼いでほしいのですが、どうも「扶養の範囲」という壁と、もう一つ「夫(旦那さん)の妻の稼ぎに対する嫉妬」があるようです。

実に小さいなと思います。男が外で稼ぎ、女が家庭を守る時代はとっくに終わっているはずなのですが、いまだに昭和風な男がはびこっているようです。しかも、それほど稼ぎが無いくせにプライドが高いので妻を低く見ている傾向がとても強い。能力に男も女もないわけです。地頭が良い女性は世にたくさんいるわけです。

国にはもっと頑張って欲しい。早く扶養の130万円の壁を撤廃してほしい。こんな中途半端な制度があるから、大手企業中心にいまだに家族手当的な仕事と関係ない手当が支給されたりしている。だから主婦は「扶養の範囲に収まるような働き方」を強いられている。仕事できる人は仕事で高給をもらえば良いし、できない人はそれなりの給料になるのは至極当然です。能力に男も女もないわけです。

この「妻の能力に嫉妬する小さい器の夫群」が世の中にいっぱい生息しているために、わが社も含め、主婦などの女性が自分のキャリアを高めて、リーダーになれる素質を押し殺してライフプランを生きていることにちょっと気の毒な気がします。

これからの中小企業の組織活性化の秘策は「主婦層の戦略的活用」と「65歳以上の高齢者の有効活用」なのは明白です。自社の仕事を細分化し、高齢者に振り分けたり、重要な仕事を主婦にリモートワークで担ってもらったり、経営者の創意工夫が勝った企業のみ生き残れる時代と言えます。

2024-08-02

アールイープロデュース