先日、浦安で人気の居酒屋を予約しようと立ち寄った(最寄りの駅にあるため)が、大きなチラシが貼ってあった。「本日は人手不足により席数を制限して営業しています!」って。それを見たら「今日2名予約空いている?」なんて聞けず、帰宅したものです。
人手不足は飲食業など様々な分野で深刻な事態となってきています。そのニーズをついて「タイミー」や「メルカリ」がスポット時間で働く仕組みが構築されつつあります。これは高齢者等うまく活用できている企業もあるようです。
時代は、コンビニやスーパー等の小売業は「無人化」にシフトしています。店員不要の店舗です。小売業はほぼセルフレジと無人店舗に移行していくでしょう。飲食業も配膳ロボや調理ロボなど進化を急いでいます。物流業は無人運転化していくことでしょう。
このわかり切っているちょっとした未来に「先行投資」した企業だけが生き残れる時代になったと言えます。財務力が弱い中小企業には知恵が求められます。今こそ、商品力やサービス力を磨き、大手と差別化するときに来たと言えます。高付加価値化で、何なら完全予約制など取り入れ、希少価値を高めていく戦略しか残された手はない気がします。「省力化の真逆な戦略でこてこてなおもてなし」をする戦略です。そのためには、飲食なら料理、小売りなら多店舗で売っていない品揃えなど、創意工夫が最も大事な要素となります。ある意味、マーケティングを理解していない経営者はやっていけないと思います。本当の戦略のプロしか生き残れない厳しい時代になったものです。
2024-06-26
アールイープロデュース