経営者の無知とスキルの無さが招く最後

経営

中小企業の倒産がどんどん増えてます。ゼロゼロ融資の返済ができない企業がほとんどらしい。ちゃんと財務戦略が組まれていない企業は、資金が潤沢になると気が大きくなり、コスト削減や社内の効率化投資にお金を回すことなく、旧態依然とした経営を継続した結果、どんどん手持ち資金が減少し、与信枠いっぱいとなり銀行からの追加借り入れもできなくなり、最終的に資金繰りのめどがつかなくなり倒産となるわけです。

景気の責任、国の責任など責任転嫁することは簡単ですが、結局経営者自身の知識不足、能力不足、力量不足ってなるわけです。財務の話で行くと、経理担当者にまかせっきりの中小企業はまだまだ多い。そして、経営者も経理マンも財務諸表が読めない。経営者なら借入金の毎月返済額と営業利益は必ず「毎月」「毎週」のように確認しておく必要があります。

借入金の元金返済は損益計算書(P/L)のどこにも出てこないという財務の基本中の基本を知らない中小企業経営者がとても多いことに驚く。どういうことかというと、元金返済分を上回る営業利益を出していかないと、資金はどんどん減っていくってことです。

経理や財務を知らない経営者が、経営をすると、この財務で躓くわけです。経営者自身に財務の能力がない場合、ブレインとしてとても優秀な担当者と税理士でカバーしていく必要があります。会社は資金が継続する限り、どれだけ赤字でも「倒産」にはなりません。

2023-12-15

アールイープロデュース