DX化に遅れていること自体を気づいていない経営者が多い
DX化ってなんだよ!と言う人が多いのではないでしょうか?私もその定義は明確にわかっていません。しかし、これだけは言えます。「紙を会社から無くす」と経営者が宣言することでデジタル化(DX化)は一気に進みます。あとは、「HOW」のどのようにすればデジタル化できるかを考えていけば良いだけです。その選択肢(ツール等の選定)が中小企業経営者には荷が重いと最近感じます。
紙で業務を回している経営者は、「紙をすべてpdfにスキャンして行きましょう」というと、「それは膨大な量なので出来ない」と一瞬で言います。
これなんですよ。DX化が進まない最大の原因は。
経営者自身の「できない」の一言なんです。紙をスキャンしてpdfにすることは簡単です。pdfに変換できる複合機があればスキャンしてサーバ等に保管する。サーバが無ければクラウド書庫を契約する。pdfに変換できない複合機を使っている場合は複合機を購入かリースする。これでスキャンできる状態になります。そして、紙資料のボリュームが多ければ毎日、毎週の作業工程に組み込めばやがてすべて完了するはずです。
しかし「できない」と中小企業経営者は言う。私からすると、それほどまだ経営的に困っていないので、「できない」のではなく、「やらないだけ」なのだと最近つくづく思います。今対応しておかないと、役所関係など2,3年後、一気にデジタル化されていくと思います。そうなると紙で仕事を行っている企業は太刀打ちできなくなります。
2022-06-01