中小企業のRPA化のススメ
中小企業がRPA化(ロボティックプロセスオートメーション)することは至難の業です。よく言われているIT人材がいないことから起因しますが、経営者にそれほど意識が無いことも原因です。RPAを導入しなくても会社の業務は回ります。しかし、気づいてほしいのです。ちょっとした改善、効率化が後々2,3年後にどれだけ会社に貢献するのか?を。
RPAの導入で課題だったのが、ソフトウエアの選定と導入コストです。2年前くらいまでは年間100万円程度必要で、それでいてシステム経験者しか対応できないような難しいソフトばかりでした。しかし、令和3年に入り、一択のしかも無料、しかも、何人でも使える優れものが登場しました。マイクロソフトのパワーオートメーションデスクトップです。オフィスユーザーなら誰でも無料で使えます。
弊社の場合、昨年まではオートメーションエニウエアというRPAソフトを1ライセンス無料で使ていましたが、パソコンが1台でしか使えないという不便さがありましたが、マイクロソフトのPADは、従業員のパソコン、在宅のパソコン、どのパソコンでもインストールして使えます。しかも、使い勝手はさすが後発系です。ほほほぼどのRPAでもできることが装備されていて、何の抵抗もなく使ええます。何と言っても無料が強いです。
今、実際RPAで業務を回している作業として、事務所通信を自動でクライアントへ送信する作業、EXCELのデータを転記させる(コピペ)作業、クラウドの請求書システムにエクセルから自動登録する作業、EXCELの売上一覧から経理システムの仕訳登録するファイルを作成する作業などです。
いずれも人間がやると「1~1.5時間」かかる作業を自動化しています。上記の4つの作業時間、仮に5時間だとして、年間で60時間の省力化効果があります。時給2000円として120,000円のコスト削減につながります。利益率10%の会社が120,000円の利益を出すための売上高は120万円です。
バカにならない数字となります。この地味なRPA置き替え作業を2年、3年と地道に進めた中小企業と、そうでない企業との収益力格差は明確に現れてくることになります。
2021-06-11
中小企業の組織活性化支援
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