ビジネスは最初の第一歩がとても勇気がいるし、色々失敗もするし、後悔もするしとても踏み出すことが難しいです。
今までの経験で、最初のスタッフを「雇用すること」が私の最大に困難だったことを思い出します。会社は作るのはお金があれば誰でもできます。また、会社を作って社長一人で経営することも、ある意味融通が利くのでそれほど苦になりません。しかし、業容拡大等で「最初のスタッフを雇用する」ことにとても躊躇し、なかなか踏み出せない状況が続いた経験があります。
その理由は、①資金的な問題(人件費を払い続けられるか?)②マネジメントの問題(うまく人を使って事業を回すことができるか?)③漠然とした将来への不安でした。
しかし、このまま一人で会社運営をしていてもたかがしれていると判断し、勇気をもって一人目を作用しました。インターン制度も活用しました。やはり、資金面やマネジメント面、とてもぎくしゃくして最初はうなく行きませんでした。しかし、何度も失敗を繰り返すうちに、良い意味で「免疫」ができてきます。それに学習効果や経験が加わり、徐々にうまくマネジメントすることができるようになってきたことを覚えています。
この「一人目の雇用」が私の経験上、最も勇気を出した「第一歩」だった気がします。それ以降、新しいビジネスにチャレンジする時などはこの経験がとても役に立っています。「とりあえずやってみる」「最初は失敗するもの」など、ある程度経験則ができているお陰でチャレンジングになった気がします。人材採用も「コスト」と思うととても経営上リスクになりますが、「投資」と捉えるとまた違った感覚になることも身をもって体験しています。投資である以上効果を回収するように人は行動していきます。それが組織を活性化させる起爆剤になっていきます。
2024-06-17
アールイープロデュース