昨年、8000社が倒産したらしい。ゼロゼロ融資で持ちこたえていた中小企業が次々に資金繰りに窮して倒産ということだろう。悲しい現実ですが、今年、来年とこの数は増えていくばかりだと思います。倒産理由の大きな3つ。
1.原材料の仕入れ価格や人件費等の高騰
2.後継者不足
3.人手不足
私から言わせれば「表向きの理由」じゃないかなと思います。中小企業経営の根本を言えば「経営者の力量不足」だと私は思っています。高齢化や少子化、人口減少が新聞やニュースで報道されているので、人手不足になることはわかっているはず。それなのに旧態依然とした従来のやり方でコロナ禍を過ごしてきたツケが今来ていると思っています。経営者ってアイデアマンであり、危機管理力、そして事業創造力がなければ務まらないのです。そこが一般社員と大きく違うところです。
今からでも遅くないと思います。規模を求める経営ではなく、少数精鋭による「適切な利益を確保する経営」に大転換を図るべきです。それには、現場やバックオフィスを含めてあらゆる仕事のやり方を見直し、無駄な業務をばっさばっさと切り捨て勇気が必要です。そしてレガシーな仕組みをすべてクラウドツールに置き換える根性と突破力が必要です。それに伴い人材のリカレント教育も同時並行で行うのです。紙を使わない業務フローにすべて置き換えるのです。
人は窮地に立たされると、諦める人と、最後まで戦い抜く人に分かれます。当然勝者は「最後まで諦めずにDX化を推進し少数精鋭化を行い」労働生産性を飛躍的に伸ばす経営者ですかね。
2024-01-16
アールイープロデュース