組織活性化を実践して売上・利益を拡大させたい中小企業経営者の皆様
今回のテーマは【組織活性化ノウハウ】「なぜ」を考える
「なぜ」を5回繰り返して部下に質問するという話を昔聞きました。
その企業はトヨタです。
トヨタは社内で「なぜ」を5回聞く文化が出来ているとのこと。
私はトヨタにいたわけではないので、その真意はわかりませんが、今の高収益企業に
なっているところを見ると、役職から一般社員まで徹底されているのだろうと
推測が出来ます。
特に、製造現場では、現場で現物・現実を見て(3現主義)と
「なぜ」を5回繰り返せと指導されるようです。
経営者や管理者が部下に教えないといけないことは、この「なぜ?」を考えさせることです。
飲食業で言えば、「お客様が減少している」という現象があったとします。
経営者は店長やその店のスタッフにその「原因」を考えさせる必要があります。
普通にやると、
『メニューが飽きられたから』とか
『店が汚いから』となります。
しかし、問題の本質に近づくには、もっと「なぜ」を質問して、考えさせていく必要
があります。
『メニューが飽きられたから』に対して
「どんな嗜好に変わってきているのか?」
「競合他社のメニューはどんなものか?」
「客層は変わってきているのか?」
『店が汚いから』に対して
「なぜ汚くなっているのか?」
「どうすればきれいに見せられるか?」
「掃除の頻度と質を上げているか?」
「そもそも接客はおもてなしできているか?」
などなど、色々な「なぜ?」の質問を部下に投げ変えてみて下さい。
最初は全く「回答は得られない」ですが、徐々考える癖が身に付き、
どんどん、質問に答えられるようになります。
そうすると、何かの課題や問題にぶち当たった際に、自分で自分に「なぜ?」
を質問できるようになります。こうなれば、一人前です。
自分で自律的に行動し、対処できるようになります。