【組織活性化ノウハウ】参加者の行動を具現化させる

経営

組織活性化を実践して売上・利益を向上させたい中小企業経営者の皆様
今回のテーマは【組織活性化ノウハウ】参加者の行動を具現化させるです。
参加者の行動を具現化させることはとても難しいことです。
私は色々な会社にコンサルで入っていますが、会議とか決め事の場の中では、
経営陣からの依頼事や指示命令を下すと、社員の皆さんは必ず『はい』と言います。
この『はい』があまり信頼できないということを理解するようになりました。
みんな、その場をしのぐための「カラ返事」なんですね。
※中にはちゃんと対応する社員もいますので、誤解の無いように・・
社員等に行動に移させる最も良い方法は何か?
単純ですが、毎日、経営者や幹部がその社員に対して、
『あれ、やった?』
『どう!感触は?』
『いつごろ出来そう?』
『結果、どうだった?』
と質問を投げかけるのです。
そこで注意点は、
『なんだ!まだやっていないの!』とか
『早くやれよ!』とか
の憤慨した雰囲気は一切出さず、さとすように笑顔で微笑んで『いつやろうと思ったの?』と問いかけて下さい。
そして、期限(リミット)を本人から聞き出して下さい。
ここで、指示したことを全く忘れている社員がいることに、経営者は気づきます。
しかし、ここで怒ってはいけません。社員というのは、そんなもんです。
会社に命をかける人なぞ数少ないということです。
全く忘れていた、もしくは、何をやるのか理解していなかった社員は、
再度『何をすれば良かったんでしたっけ??』と聞いてきます。
この時も、『この野郎!ふざけんな。俺の指示を忘れただと!』なんて怒らないで、
笑顔で涼しい顔して、『もう一回説明するね』と言って、丁寧に説明して下さい。
そして、
自分で「何をいつまでやる」ということを明確に宣言させるのです。
これでもやらない社員はハッキリ言って、退場して頂いて良いかと思います。
社員を本気にさせるには、それなりの努力と忍耐と根性が必要となります。