【組織活性化7つの仕掛け】タテコミ(①チームワーク)

経営

組織活性化を実現し売上・収益を向上させたい中小企業経営者の皆様

今回は、【組織活性化7つの仕掛け】タテコミ(①チームワーク)です。

経営理念が社内に浸透し、一気通貫できたことと思います。

その後、経営者は何を行えばよいか?

 

まず、「コミュニケーションの仕掛け」を作ることです。

 

コミュニケーションに「仕掛け」なんて面倒なこと必要なのか?と思われたかもしれませんが、この仕掛けづくりが最も重要です。なぜなら、経営者が社員の本音や社員の考えを聞く絶好の場となるからです。本人任せにさせて、勝手にコミュニケーション取れ!なんて言っても、誰もやりません。誰も実践しません。せいぜい、雑談がいいところでしょう!

 

これでは意味がないので、経営者が仕掛け作りを行うのです。

 

今日のテーマは「タテコミ」です。この意味は、「縦」のコミュニケーションです。コミュニケーションには横と縦があります。縦のコミュニケーションは、経営者と管理職と一般社員という縦系統のコミュニケーションが、サクサクできる仕掛け作りを行います。

 

これが私が実践している「毎週2時間ミーティング」そのものと言ってい良いです。

 

毎週2時間で何をするか?

 

■前半1時間 ・・・部門やチームごとの進捗会議の発表と社長からのフィードバック

■後半1時間 ・・・ミニ研修(戦略、マーケティング、財務、労務等の中からテーマ抜粋)

 

今回は経営者目線から見て、管理職が何を考えているのか?一般社員は何を思っているのか?

 

を確認する「場」となります。まず、進捗会議では、1週間の成果と課題を発表させますので、その際に管理職がどのような対応をするかである程度力量が見てきます。言い訳ばかりする管理職もいれば、PDCAをきちんと回している管理職もいます。これって、一堂に集まって進捗会議をしないと顕在化しないことです。

 

その後の1時間のミニ研修では管理職と一般社員を含めて必ずワークをして、自分の考えを落とし込み、皆の前で発表するという形式をとりますので、同時に横のコミュニケーションも行っていることになります。ここで、経営者は社員が今「何が不満なのか」「何を求めているのか」「何をしたいのか」「どんな壁にぶつかっているのか」等が把握できるようになります。

 

この気づきは経営者にとってめちゃくちゃ大きいと私は感じています。

 

最終的に、「他部門の進捗を共有する」、「他者の考え方を共有する」ことで、仲間意識が生まれます。これがチームワーク力が強化されるようになります。

 

人は自分と同じ境遇なんだとわかると、非常に易しくできます。そうなると、個ではなく、組織的に成果を出そうというモチベーションに変化してきます。

 

それが組織活性化の1ステップである、「チームワーク」が出来るということになるのです。
皆さんもぜひ、「週2時間ミーティング」実践あれ!

 

アールイープロデュース