IKEAに学ぶテーマパーク化戦略

経営

中小企業経営の皆様へ
今回のテーマは【IKEAに学ぶテーマパーク化戦略】です。
昨日、船橋のIKEAに行ってきました。
行った動機づけは内緒ですが、感じたことをお伝えします。
もう何度も行った方はわかっているのでしょうが・・
日曜日ということもあり、「ファミリー」「若い夫婦」が多かった。
IKEAの戦略は、「テーマパーク化」にあると思います。
家具や日用雑貨など、ものすごい品ぞろえで、ほんと、無いものが無いというくらい商品を揃えていました。その商品の数に比べて、スタッフは本当に少ない人数で回している。それと、コスト削減を徹底しています。駐車場なんか日本の企業のように電気はほとんどつけておらず、真っ暗に近かった。安全性に?を感じつつも、これが商品が安い秘訣なんだろうなと思いました。
話を戻しますが、商品が思いっきり安い!
安くて笑ってしまうくらい!
しかし、日本の100均の店舗のような殺伐としていない。
すべて、コンセプトが決められ、テーマパーク化されており、そのテーマごとに商品がちりばめられているので、安い商品もそれなりに映えている。
テーマパーク化されているんで、飽きることなく、陳列を見ているのも楽しい!
見て回るのがわくわくしました。
例えば、テーマとして「ワンルームひとり生活」や「子供部屋」「家族との団らんのリビングルーム」などのテーマでベッドやテーブルを配置している。訪れた人は座り放題、触り放題です。
その人々が、自分の生活シーンを必ず思い浮かべ、陳列されている空間と重ね合わせてイメージし、購買意思決定しているのだと思います。
その中で、欲しい商品があれば、記録用紙に商品番号と保管場所を記載し、1Fの棚に自分で探しに知って、自分でカートに積んで精算するという方式。スタッフは一切いない。いなくても完璧に商品棚が整理されていて、素人でも何ら問題なく購入できる仕組みになっている。
人件費を極限まで削っているので、商品が安い!
食堂では120円で飲み物飲み放題、1Fは70円で飲み放題!
考えられますか?日本の企業が出来ない理由は、人件費にあると思います。
日本企業は「おもてなし」という付加価値を重視していますから、どうしてもコストがかかる。
このIKEAのテーマパーク化戦略を中小企業に置き換えると、
飲食や小売業なら、
店頭での訴求を商品のみを陳列するのではなく、テーマごとに商品を紹介する動画を作成し、店頭で訴求して行くなんてことが考えられます。「お誕生日のお祝い」「結婚式」「昇格祝い」など、テーマ毎に、飲食ならば提供して喜んで食するシーンを流すのです。そうすると、お客様はイメージしやすいので、指名購入が増えるかもしれません。
私のようなコンサルの場合、
給与計算、社労士手続きなど単品のご紹介ではなく、トータルでご提供した場合、企業にとってのメリットが○○と○○があり、経営的にどれくらい貢献できるかを訴求するということになるかと思います。
ではでは