ホワイトカラー・エグゼンプションという働き方

人事労務経営

サラリーマンの皆さんへ

 
ついに、労働時間ではなく成果に応じて賃金を払う「ホワイトカラー・エグゼンプション」制度が始まりそうです。

 
いわゆる「残業代ゼロ」の制度です。

 
年収1075万円以上で、金融ディーラーやエンジニアの方が対象。
本当に成果が求められる仕事で、成果を出さないと首になる人たちです。だから、実態と法律とあまりかい離が無いような気がします。※休憩や休日など一定の条件が付きます。
詳細はリンク(ダイヤモンドオンライン)http://diamond.jp/articles/-/65359

<私個人的な意見です。>
「ついに来たか!」という感想です。
本来人間は、目標を持って、どうやれば達成できるかを考え、実践し、達成していく生きものです。

 
自分で考えて行動出来ない人は、考えて行動できるように学び、努力しなければなりません。
どんな仕事でも「生産性を上げる」ということが出来ます。

 
鉛筆を削る仕事でも、コピーをつる仕事でも、ラインで製品を組み立てる仕事でも、なんでもそうです。今まで1時間かかっていた仕事を30分に短縮するために、「どういうことをやれば良いのか仮説を考える」ことは誰でもできます。

 
しかし、世の労働者の中には、その「考える行為」を拒否し、単純な時間消化の仕事を求める人たちも多くいることも事実です。
会社が求めている人材は、会社の理念やビジョンを逸脱せず、「考えて行動できる人材」だと思います。
労働者は人生のほとんどサラリーマンという形で、どこかの会社で働くのですから、「知恵と努力」を惜しまず、考えて行動する人材に成長しましょうよ。
この、ホワイトカラー・エグゼンプションという働き方は、今回の規制緩和では、ほとんどサラリーマンへの影響はないと思います。
しかし、・・・

 

一旦法制化されれば、年収基準を徐々に下げるだけです。簡単に年収800万円以上は残業代ゼロとかになります。

 
その時に、言われた仕事しか「しない」、言われないと「出来ない」社員はどうなるでしょうか?仕事の手が遅いので、残業が発生します。しかし、残業代はつかない。長時間労働を自分から志願しないと会社に居られなくなる。耐えかねて、離職という道になるんじゃないでしょうか?
一方、仕事ができる人は、時間内に成果を出して、さっさと帰る。給料はどんどん上がる。
国が目指いしているのは、好意的に読むと、そういうことです。
世のサラリーマン様、【もっと自分を磨き、自己投資し、あなたの労働生産性を上げて下さい。そうしないと、本当に低賃金のままですよ!いいのですか?】
と。

 
※文面、南本の個人的な解釈です。反論・異論有るかと思いますが、ご容赦下さい。 今から自己武装しておかないと本当に大変なことになるというサラリーマンの皆様への応援メッセージです。

 

アールイープロデュース