成長してくれる社員の見抜き方

人事労務

中小企業経営者の皆さんへ

 
今回のテーマは【成長してくれる社員の見抜き方】です。

 

経営者なら社員の成長を望まない人はいないと思います。
しかし、10人採用して10人とも全員成長したら、お化けのような急成長会社になります。
世の中そんなに甘くないです。

 
成長するのは、20対80の原則で、せいぜい2名くらいでしょう。

 
私は幹部研修等で「人材育成投資は対象者を絞り込んで集中的に実施して下さい」と言います。そうしないと、やる気が感じられない人を成長させるのは、すごいエネルギーと労力がかかります。優先順位として、やる気のある成長しそうな人に集中させて、組織的にマネジメントできる人を育て上げ、彼らに部下の指導をさせて行くのが良いと思っています。

 
話を戻しまますが、人はそれぞれ、個性があります。成長する人を見抜く力が会社の経営者や人事担当者には必要となります。

 
では、どんなポイントを見れば良いか。

 
(1)聴く耳を持っているか
(2)実行に移すか
(3)反省・振り返りをやって原因を追究しているか
(4)2回目は違うやり方を実施しているか

 

こんなところでしょうか!

 
これってなんだと思います。PDCAサイクルに似ていませんか。
つまり、何事も、このPDCAサイクルで毎日の単位、毎週の単位、毎月の単位で回せるかどうかなんです。

 
それが成長する人の特徴です。成長する人は人の話をよく聞き、良いなと思ったことはすぐ取り入れます。素直な性格が良いです。そして、すぐ実行に移します。
成功や失敗の結果が出ますので、それを反省というか振り返ります。そして、要因を突き止めます。

 
次からは失敗しないように新しい方法をアレンジして実行して行きます。
反対に、成長しない人は成功しても失敗しても、同じやり方を終始繰り返すだけで、「反省して失敗原因や成功要因考える」ことをしません。こんな人は成長しません。
ダメでも良いので「考えたことを上長に具申する」ことが大事です。

 
経営者が社員に対してアプローチすることとして、「プチ成功体験を経験させるちょっと背伸びしたら達成できる目標」を与えることです。

 

あとは見守る。

 
それだけで成長するかどうかがわかります。
まあ、経営者はやることがいっぱいありますね。

 

アールイープロデュース