融通(ゆうずう)という言葉

経営

 

融通(ゆうずう)という言葉

ある助成金を「ある役所」に提出したのですが、
その書類、2人同時に申請できる書式になっているので
2人分をまとめて提出した。

ところが、役所から2人の申請なので、印鑑証明や納税証明書
を2部原本を提出してください!と連絡があった。

電話で、「融通」を利かしてもらえないかを懇願したのですが
全く相手にしてもらえなかった。

これが役所の「官僚主義」というか「建前主義」なんだ。

普通、2人分を同時に同一申請書に記載して申請している
のですから、謄本や印鑑証明書等の書類は「1通」で十分じゃ
ないですか??必要なら役所内部でコピーして使ってくれ!
ってもんです。

それを二人分だから、2部原本を提出しろ!なんてお客様に
言えないですよね。

世の中、ある程度の融通を利かせていかないと、事務や業務の
生産性が落ちます。そして、無駄な仕事がどんどん増えていきます。

佐藤一斎(江戸時代のすごい人)
重職心得箇条に「手数を省くことが肝要」というテーマがあります。

「気をつけていないと、経営管理者は、どうでもいい仕事を作り出
したり、慣習にとらわれた中身のない仕事ばかりするようになる。
何事もそのものが持つ本質を見極めて対応するのが経営管理と
いうものである。自身の保身や存在をアピールするだけの仕事は
とかく複雑になりがちで、何の役にも立たないばかりか、組織を
ダメにする。特に経営管理者は皆の模範であるから、このような
社風を作ってはならない。
通常起こる大抵の仕事は簡素化できるものであるし、また簡易化
すべきである。常に手数を省くことはできないかを考えることが
肝要である。」

今の役所は「手数」を増やし、ユーザーに負荷をかけることが
多い。もっともっとシンプルに事務を進めていただきたい!

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