社員のキャパを見て仕事を与える

人事労務

中小企業経営者の皆様

今回のテーマは【社員のキャパを見て仕事を与える】です。

 
私の昔々の25年ほど前のバリバリのサラリーマン(自分的にはビジネスマンだったと思っている)のころ、システムのあるチームを任されました。

 
南本、男子1名、女子5名(合計7名)のチームです。

 
上司から『上司からこのチームをまとめられればお前は本物や!』
的な話をされた記憶があります。
最初、どんな集団かなとビビッていたのですが、相手さん(女子たち)も南本を試していたのでしょう。いろいろ牽制してきます。

 
そんなころ、大きなプロジェクトが動き出し、システム開発がタイムスケジュールに組み込まれ、来る日も来る日も開発に追われていました。その時に、
私はシステム開発のボリューム配分を「1人あたりに同じ開発負荷のボリューム」にしたのです。
後で考えれば当たり前なんですが、早く終わる人と、一向に終わらない人が出てきたのです。

 

そうすると、プロジェクトは遅れてきます。私のチームが足を引っ張る結果となりました。

 

こりゃあかん!と思い、
1人1人面談をし、得意分野、不得意分野をヒヤリング、そして、どんなことが課題や問題点なのかをヒヤリングして、対策を打ちました。

 

結論は
「人には仕事のこなせるボリュームと力量にものすごい差がある」という真理でした。

 

これからは、配分を変え、
120%仕事を与える人、100%仕事を与える人、80%しか与えない人としたのです。
チーム(組織)単位で、成果を出す方法に変えたのです。

 
これで、すごくチームがまとまり、成果を出せる集団になったのです。

 

見事、社長賞をもらったのです。
うれしかったな。表彰されるってやはりうれしいものです。

 
もっとも組織活性化に有効だったのは、
継続したのは、「毎月の面談(ガス抜きや課題のヒヤリングと解決策のアドバイスなど)」
だったことは言うまでもありません。

 
今の南本のコンサルの原点が25年ほど前にあるわけです。

 
ではでは
アールイープロデュース