優秀な社員の叱り方

人事労務適性検査CUBIC

皆さんへ

 
今回のテーマは【優秀な社員の叱り方】

 
優秀な社員は、とにかく自尊心が高いので、頭ごなしに経営者視点で怒鳴ったり、怒ったりすると、100%ダメダメです。

 
この手の社員は、自尊心をこちょこちょとくすぐるのです。

 
そうすると、『しかなたないな。力発揮したろか!』という気分になります。
まず、経営者はこの気分に持ち上げる工夫をすることが大前提です。

 
ここで、勘違いしないで欲しいのですが、あくまで戦力として期待している社員に対してです。他の社員と特別待遇や甘やかすという意味ではないので、誤解のないように!

 
その「気分に持ち上げる工夫」を施したら、その上で、優秀な社員と「高い目標」を共有します。
ここがポイントです。優秀な社員は自尊心が高いので、高い目標を設定すると、成し遂げようと思うようになります。

 
経営者から目標を先に言ってはいけません。
自分の口から目標をどんどん吐き出させるのです。
その話法が必要です。

 
経営者の望む目標に到底届かないような目標を言った場合は、
それとなく
『君ならこんな能力を持っているんだから、こんな風にやってみてら目標もっと高くすることが出来るのでは?』と自尊心をくすぐります。

 
あとは、目標がある程度固まれば、実施方法(how-to)は本人に100%任せるのです。
週1回程度の進捗報告を義務付け、進捗が思わしくない場合は、経営者として軌道修正させるアドバイスをして行きます。
報告の局面で、進捗が思わしくない場合は、「なぜそうなったのか?」の質問を投げかけて下さい。

 
『なぜ』『なせ』と何度となく、相手から言い訳が消えるまでと問いかけます。
これが優秀な社員の叱り方です。

 
実際は頭が良いはずなので、うまくできない要因を自身で気づかせてあげることが、叱り方だと思います。

 
適性検査cubic(キュービック)を活用すると、どの特性で苦労しているのかがあらかじめ診断結果でわかります。
それを経営者が知った上で、叱るのと、そうでないのとでは、雲泥の差があると思います。

 

アールイープロデュース