キーエンスの強さ(日経新聞)

経営

キーエンスの強さ(日経新聞)

今日の新聞にキーエンスの一人当たりの売上高が記事として挙がっていました。

1人当たりの営業利益=4821万円(競合他社のオムロンの15倍、ファナックの2.2倍)で群を抜いているとのこと。この強さには徹底された社内の「目的の共有化」と「情報共有の徹底」が挙げられる。個人の力量や情の入る余地はとても少ないと感じた。社員はとてもしんどいだろうけど、個人主義な仕事ではなく組織としてのしくみで動く。中小企業もこの2つを徹底していけば会社は強くなると思うのですが、どうしても「情」に流される経営を行うので成長しないんだよね。それはそれで有ですが。

■キーエンスの強み

①会社の目的(理念)を全社員に浸透させ、部門間のいざこざを排除(部門は会社の目的達成のため同じ方向性を向く社風)

②徹底した情報の収集と分析(すべて情報開示)情報を個人で隠す人は評価されない。すべてチーム・組織のために情報を100%開示する社風。

③PDCAを「毎日」回す。登録された情報を分析し、OB等も含めてアドバイスを行い成約に結びつける

④無駄な接待等は一切しない。

⑤開発部門は営業部門から上がってくる開発ニーズをつぶさに調査し、商品開発・改良をすぐ行っていく。開発部門は営業部門とバチバチやらない。意味が無いから。

⑥その結果、彼らの成果は給与として還元される。平均年収2,182万円だそうです。だから、さらにやる気を出す。(出来ない人はすぐ辞めるのでしょうけど・・)

企業の大小のレベル差はあれ、「経営者の理念やビジョンが全スタッフに浸透している」企業は強いし、「あらゆる情報をSFA等のシステムで全社員共有させる仕組みがある」ことが強みです。弊社が提唱している経理DXもその概念だし、kintone中心としたバックオフィス無人化もその概念です。

これだけ良い事例があるのですから、真似をしない手はないのでは、、

2022-07-15

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