衰退するから「面白い」

会社でも、ビジネスでも、個人の体力でも、なんでも経年とともに衰退していきます。それは仕方がないです。それに抗っても何も良いことはないと思っています。問題は、その「衰退」に気付き、それ相応の対応を施すことが第一歩だと思います。

企業や事業には、ライフサイクルがあり、衰退期がほぼ例外なく訪れます。それに気づく経営者と、気づかない経営者ではその企業の未来が大きく変わってきます。気づいている経営者は、衰退の原因を探り、商品やサービスに問題があるのか、消費者のし好が変化したのか、等の原因を追究し、新しい付加価値を付与して新商品やサービス等を提供することに成功し、会社は復活モードになることもあります。（残念ながら、ならないこともあります）

気づかない経営者の会社は、雪崩が崩れ落ちるようにある時期に一気に衰退していく可能性があります。それは新商品もサービスの開発もできず、人材も古い体質のままで、経営効率や生産性がとても低く、赤字体質に陥るからです。

私見ですが、企業も事業も、商品・サービスも「衰退」するから面白いのです。衰退に気付く経営者は「努力」や「チャレンジ」を行います。その衰退の兆候に気付くことが大前提ですが、気づきさえすれば全社員一丸となって新たなモノを生み出す良い機会になると思います。中小企業はこの不確実性の高い令和の時代だからこそ、全社一丸となってチャレンジしていく必要があります。

弊社もチャレンジし続けていきます。

2022-06-13