数字は正直です。

経営

数字は正直です。

経営結果の数字は、決算書になります。学業の成績は通信簿?になります。株式投資等の投資活動は儲け(利益額)になります。数字は運不運はあるかもしれませんが、その人の努力の結果と言えます。

経営者の傾向として、P/L(損益計算書)にウエイトを置く人が多いですが、金融機関等はB/S(貸借対照表)を見ます。

その理由は、経営者が1年かけてどんな資金調達を行い、どんなお金の使い方をしたのかを見るわけです。損益計算書では利益が出ていても、貸借対照表の自己資本比率が減少し負債比率が増えていたり、固定資産の部でどんな投資をしているのか等を見れば、その経営者の癖がわかってきます。

自己資本を強化していくには、内部留保か増資しかないです。節税を否定するつもりはないですが、自己資本の比率を強化していくことも重要です。そうしないとパンデミック等の有事の時に会社の継続は困難になります。借入できるから「借りた」という経営者が多いこのコロナ融資。しかし、借りたお金は利息をつけて返済しなければなりません。その威力はものすごい恐怖としてやってきます。借入は基本設備投資等の売上強化のためにするものです。今回のような会社存続のための運転資金はすぐにお金が無くなります。内部留保してこなかった企業には大変な苦痛となって跳ね返ってきます。すべてB/S(貸借対照表)に経営の成績結果として現れます。だから、バランスシートをしっかり見ながら経営する必要があるわけです。

2022-03-10

 
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