銀行が街中から消えていく

経営

銀行が街中から消えていく

私は38年前、銀行に就職しました。その当時、金融業界はバブル絶頂期で銀行や証券会社がつぶれるなんて「誰も思わなかった」時代です。仕事はシビアでしたがその分報酬はたくさんもらっていた良い昭和の時代でした。

ところが、今、銀行の「支店」は無くなっていくのは当たり前で、「ATMコーナー」もどんどん街中から消えていきます。コンビニの自動機があるからです。出金や納付等はコンビニに任せようということです。IT化が進んだ結果と言えばそれまででしょうが、ネット銀行等がどんどん普及し、人は「現金」をそれほど必要としない社会が出来つつあり、旧来型銀行の支店などの箱モノを出しても、利益が出ないのだと思います。

旧来型の銀行にもう少しマーケティング力や戦略力があれば、良かったのでしょうが、自分たちだけは安泰という過信があったのだと思います。昔、私が銀行員だったころの支店長が言っていました。「銀行は資産ビジネスだと。だから絶対赤字になることは無い」って。資産って何か?店舗やATM等を指すのでしょうが、銀行の生命線は預けていただいた預金を融資して利息で儲けるビジネスのはず。地域の企業を育て、人を育てるのが使命のはず。しかし、上記支店長の言葉のように「自分(銀行)さえよければ!」的な発想が銀行業界全体に蔓延っていた結果、旧来型の銀行の収益力が低下し、店舗や人材をリストラしなければならなくなったのだと思います。

私は、銀行員を辞めて38歳で起業しましたが、人生最大の決断が間違っていなかったと思う今日この頃です。

繰り返しますが、法人にとって、銀行店舗やATMコーナーが消滅していくことは、とてもつらく不便を強いられます。しかし、これがさらなるネット化に拍車がかかるのであれば、メイン銀行口座も従来型銀行からネット系の銀行に変更していく時代になっていくのだろうとふと思った次第です。

2022-01-12

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