説得は良いが、押し付けはイカン

経営

説得は良いが、押し付けはイカン

会社のルールブックである就業規則は、中小企業経営者にとって最初は敷居が高いものです。労働基準法等の労働法の理解が無いと意味が分からない条文が多すぎて、とっつきにくいものです。

あるクライアント様が社労士顧問を弊社に切り替えてくれました。その理由は、前社労士事務所の「就業規則の押し付け」でした。最初から「企業側はわからないだろう」という対応で、企業側の要望や意図をヒヤリングし、汲むことなく社労士事務所側で勝手な就業規則を作成し押し付けていたのです。

これはやってはいけないことです。社労士側が「良かれと思って入れた条項」であるならば、きちんと意図を説明し、企業側に理解してもらわなければなりません。その工程を省き一方的に「必要だから」「後で労務トラブルになるから」という説明だけでは不十分です。

就業規則は会社のルールブックです。法令で定められた最低条件はクリアしなければなりませんが、それ以外は会社の自由設計ができます。その強弱を説明するのも社労士の役割です。就業規則は、会社側からすると「労務トラブルを守るもの」ですが、あくまで従業員が働きやすい環境を構築していくものであり、それが組織活性化の礎となると確信いたします。

2021-05-11

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