中小企業の経営者は「DX化の真の目的」を理解しておく必要がある

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中小企業の経営者は「DX化の真の目的」を理解しておく必要がある

社内から「紙を使った業務を無くせ!」って色々な人にお伝えしています。それはDX化の手段であって、目的では無いです。DX化の第一ステップで、社内から紙業務を廃止することで、仕事の流れ(業務フロー)を大きく変えることができます。この部分が中小企業の経営者が出来ない部分なんです。業務の流れを変えるアイデアや工夫が無いからです。

よくあるケースで、ツールをクラウド化させても、仕事のやり方を従来の紙ベースのままの業務フローにしてしまっているため、昔と何ら変わらないってことが多々あります。(業務の流れを変えることを嫌う従業員の反発もありますが)

中小企業がDX化を真剣に進めたいのであれば、既存業務フローの洗い出しと新業務フローの再構築が必須です。新業務フローを再構築する過程で、無駄な業務をカット(廃止)し、工程の多い業務を短縮化させ、紙を介在にしていた業務をpdf等のデータで行うように変更して初めて会社の生産性が向上します。その際にバックオフィスや営業部門の人数を大幅に削減できるので、少ないコストで少数精鋭経営が実現し、売り上げが伸びなくても企業は収益力を向上させることが可能とうなります。企業経営は売上高では無いです。利益額を増やすことです。

これがDX化の真の目的です。ここまで理解が及び中小企業経営者はまだ少ないです。どうしても時間と手間がかかるためです。それよりも、今は「目先の売上」ってことになります。それも理解できますが、目先の短期目的とDX化という中期的目的の達成という両輪の経営課題を進めていくだと個人的には思います。

2022-07-28

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