餃子56個、無料のお店から学ぶ経営手法

経営

餃子56個、無料のお店から学ぶ経営手法

ずばり、「博多劇場」というお店です。
半年前くらいにある方に誘われて行って、会員登録し
私の誕生月の12月に行くと、誕生日の数の餃子が
タダで食べられるというサービス。

当然、いやしい私は、2人をご招待し、合計3名で
お店に行ったわけです。
結局、会計は一人2,200円程度で済んだのです。

「これで店は儲かるのか?」
とふと疑問が湧いたのですが、
おそらく、「儲かる」のだと思います。

飲食等店舗系のビジネスで最も苦労する点は
「リピート顧客」の増加なんです。
それを促進するために「会員登録」を現場で行う
のですが、これがなかなか厄介で、会員になってく
れないのです。

しかし、「博多劇場」の場合、「会員になりたい」
という人がクチコミや紹介で、押し寄せてくるという
現象が起こっています。

今、私のようにとても「得した」と思った人間は
ブログやSNSで拡散するわけです。
それを見た友達等は、南本がそこまで言うくらいなら
今度、一度行ってみるか!ってなるわけです。

これは膨大な広告料を使わず、勝手に宣伝してくれて
いるので、餃子を誕生月にプレゼントするくらいの
コストは、すぐに解消されるわけです。

当然、来店はグループなので、そのだけかは誕生日
だったりするので、一緒に来た人は、つねにタダで
餃子を食べている可能性もあり、

ずばり「返報性の法則」が働き、
人は博多劇場に、「お返ししたくなる」のです。

だから、また違う人を店に連れてきてくれるという
結果になるのだと思います。

この経営者、かなりのマーケッターだと思います。
人の心理をうまく店舗経営に活かされています。
決して、お店側の押し売りじゃなく、スマートに
それをやっているのも素晴らしい。

ぜひ「博多劇場」へ行って、体感してみてください。
内装等はとても「安上がり」って感じです。
これも庶民派にはたまらなく、入りやすい。

2017-12-27
中小企業の組織活性化支援の
アールイープロデュース http://re-p.co.jp
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