腐ったみかん理論

人事労務経営

中小企業経営者の皆さんへ

 
今回のテーマは【腐ったみかん理論】です。

 
このお話はみなさんもよく聞いたことがあると思いますみかんはすぐ腐ります。みかん箱に入れてあるみかんで、一つ腐ると、その周辺から次々に腐っていきます。

 

対処方法は2つあるかな。

 
(1)腐ったみかんをいち早く取り除く
(2)腐っていないみかんを別のきれいな入れものに移し替える

 
経営に置き換えると、昔私の会社でこんなことがありました。

 

優秀な新人社員が入社しました。
仕事もできるし、営業もできる。経営社からすると、会社の数字は作ってくれるし、ありがたい限りでした。しかし、他のスタッフの評判がすこぶる悪い。私(経営者)に対する態度と、他の社員に対する態度が全く違っていたのです。他の社員に対して非常に横柄な態度を取っていたようです。(後でわかった)

 
会社の財務的な視点で行くと、この新人社員を在籍させておきたい。しかし、このまま放置していると、他の社員(3名)は辞めていくと言っている。

 
悩んだ末の結論は、新人社員に辞めてもらいました。
私は腐ったみかんをいち早く取り除いたわけです。

 

この手の話をよく相談されます。
経営者としては、会社の数字をとても気にしていますので、いなくなると困る。しかし、周りのスタッフは「もう一緒にやるのは無理!」と言っている。そのはざ間ですごく悩んでいます。

 

私のアドバイスは「腐ったみかんはすぐ取り除く」です。

 
会社の数字は残された社員で団結すればなんと回復するものです。
組織は全員が信頼関係を構築していて初めて成りたちます。一人でも不信感を持たれる人が存在すると、良いハーモニーは奏でられません。

 

ではでは!

 

アールイープロデュース