細かいことに気を取られると判断を誤る

経営

中小企業経営者の皆さんへ

 
今回のテーマは【細かいことに気を取られると判断を誤る】です。

 
私はもともと紀陽銀行という銀行でシステム部署に配属になり、システムエンジニアを13年ほどやっていました。

 
ここで身についたスキルは、ずばり「全体視点で物事を見る」という能力です。

 
世の中、すべてシステムに置き換えることが出来ます。そこで、システム開発しよう!という話になり、システム概要設計、システム基本設計、システム詳細設計、システム開発という順番で設計・開発行うことになるのですが、最初に「全体視点」で物事が見れないマネージャーがプロジェクトのリーダーになると、全く話が進まなくなります。こんなリーダーのもとでしごとすると、後工程でトラブルだらけとなります。

 

なぜか?

 

こまかい事が気になり、大枠で判断できず、適切な事業運営が出来ないのです。

 
どんな仕事でもそうですが、最初、新しい事や壁にぶち当たった際に、細かいことに気をつられていると、全体の壁が見えなくなります。「全体視点」で物事を見て、判断するスキルが無いと、優先順位も決められないし、時間ばかりかかり、良い仕事もできなくなります。

 
今時点で、この仕事のポイントは何か?を判断するには「全体視点」で、一旦、細かい課題を忘れ去り、上から今やろうとしている仕事やプロジェクトを見下ろし、きちんと、出口戦略が見えて、ある程度大まかなシナリオが見えてたら、次は細かいことを議論して行けばよいのです。

 

私はこの全体視点に立ちかえることを『ヘリコプター理論』と呼んでいます。

 

皆さんも壁にぶつかった際、冷静に「全体を見渡し原因等を分析する」習慣づけが出来れば、ビジネスがさらにパワーアップすることでしょう!

 

ではでは
アールイープロデュース