強い組織を作るのは積み木のようなもの

経営

組織活性化を実践して売上・利益をめざす中小企業経営者の方へ

今回のテーマは【強い組織を作るのは積み木のようなもの】です。

良い組織、強い組織、皆さんはどんなイメージを持たれますか?

経営者の熱い想いが社員に浸透していれば、社員からの離反は比較的少ないです。
しかし、給与待遇や福利厚生が良い等の場合、会社の危機の際に社員はすぐ
離反します。待遇が良いからその会社にいるだけだからです。
中小企業の場合、強い組織を作るには膨大な時間がかかります。
給与や福利厚生面で大手や中堅企業にかなわないからです。
それでは、どうするか?
積み木を高く、高く積み上げるためには、まず、最下層の積み木のことを考えます。
その時に、最も高く積み上げるであろう積み木(ゴールイメージ)をイメージします。
積み木を積む人(社員等)はそのゴールイメージを毎日、毎日、聞いている場合、
その高さまで積むためには、今の土台をどう作るかを真剣に考えようとします。
結果、ゴールの高さまで積み木は揺らぐことなく積みあがるのです。
これは、時間がかかる作業であり、経営者にとって、根気がいる仕事です。
しかし、中小企業企業の場合、これしか方法は無いと思います。
ちょっと1商品やサービスが当たると、勘違いして、一気に外部中途採用を増やし、
組織を拡大していく経営者がいますが、外部の人をたくさん入れても、先ほどの
給与や福利厚生面で「それらしい振る舞い」をしている人が多く、実際はあまり
使えていない中小企業が多いです。それよりも、既存社員の潜在能力を引き出し、
役割を担ってもらった方が強い会社が出来上がります。
中小企業経営者は、以下の段取りで戦略を練るべし!
(1)ゴールイメージをしっかり持つ(経営ビジョン)
(2)そのゴールに到達する階段(ステップ)を明示化する(事業計画)
(3)階段は社員がアレルギーを起こさないように低いものにする(やる気醸成)
(4)小さな階段(小ゴール)を達成したら、社員をねぎらう(モチベーションUP)
(5)次の階段のクリアに向けて作戦を社員と練り、実行に移す(考えて行動させる)
私は色々な企業も見てきて、思うことがあります。
事を急ぐ会社は必ず、ぶり返しがくるということ。
理由は上記で言う積み木のパーツがきちんと積みあがっていないのに、ゴール時点の
積み木を積んでいるようなもので、急いでことを行った場合必ず崩れます。
「急がば回れ」という言葉があるように、地道に階段を積み上げる方が、
失敗回数も減り、早くゴールに到達できると思います。
昔の人は、良い言葉や故事を残しているよね。
今の人はそれに学ぶべきだよね。