会社を早期に稼ぐ集団に育てるコツ!

経営

組織活性化を実践して売上・利益を拡大させたい経営者へ

今回のテーマは【会社を早期に稼ぐ集団に育てるコツ】です。

私の経験でお話します。

私はサラリーマンから独立し、創業した人間です。
その創業経営者の思考特性みたいなものがあります。
創業経営者の思考特性
1.社内で仕事は自分が一番できると思っている
2.重要な仕事は社員に任せきれない
3.売上のほとんどは社長である自分が稼いでいる
4.営業や顧客フォローは社員には任せられない
5.社員に色々な雑務を頼むことがうまく出来ない
他にもあるでしょうが、大体こんなところでしょうか?
これは、自分ですべて開拓してきた人(経営者)の思考特性です。
自分以外、あまり信用していない傾向が強いですね。
私も以前はそうでしたから。
しかし、これだと、こまごまとした仕事やちょっと重要な仕事など、
すべて経営者自身が夜とか土日を使ってやらなければならず、
組織としては非効率なものとなってしまいます。
例えて言うと、経理や給与計算など、経営者自身で夜な夜なやっている
人がいます。社員に自分の給料を知られたくない等の理由のようですが、
それなら、アウトソースすればよいと思うのですが・・
私がやった手法は、すべてオープンにして、すべて社員やパートさんに
やってもらうことでした。そうしないと会社が成長しないことがやっと
わかったのです。財務内容も給与もすべてオープンです。私の経費の
使い方もすべてオープンです。
そのためには、経営者自身でやっている雑務やちょっと重要な仕事を
洗い出し、「いつまで」という期限を決めて、仕事と責任と権限を委譲
します。期限を決めると、人間はそれを守ろうとします。すると3ヶ月
くらいすると、すんなり仕事が部下に委譲されていきます。
その際に注意点は、基本「口出し」しないということ。
相談されれば相談に乗りますが、運営ややり方などはすべて本人に任せ、
経営者はひたすら、プロセスや結果を注意深く見守るだけです。
そうすると、やがて経営者から雑務やちょっと重要な仕事から解放されて
来ます。経営者は会社の将来の飯のタネの企画や仕組みを考える時間が
出来てきます。
まあ、いまさらですが、私の場合、昨年の年末にどうしても1週間以上
入院しなければならず、そのためには部下に権限移譲し、仕事を回せる
環境を作る必要がありました。けがの功名ですかね。
結論めいたことになりますが、社員や部下は「育てれば伸びる」という
ことです。経営者の勝手な固定概念(どうせ言ってもダメ的な)を捨て去る
ことが肝要かと思います。