【組織活性化7つの仕掛け】知識INPUT(③業界の法改正等のインプット)

経営

組織活性化を実践して売上・収益を拡大したい中小企業経営やの皆様

今回のテーマは【組織活性化7つの仕掛け】知識INPUT(③業界の法改正等のインプット)です。
業界の法改正等を知識として常に仕入れておかないと事業なんて上手く運営できないです。そりゃそうですよね。規制がかかるのか、緩和されるのかで大きく自社のビジネスが変わります。法改正や世の中のルールは「突然変わる」ということはまずないです。

 

だから、事前のリサーチ力が問われます。

 

今ホットな話題の「マイナンバー制度」や「TPP」などはその一つです。

 

この手の法改正やルール変更は昔から議題に上がっており、水面下で役所がルール制定を進めているわけです。マイナンバー制度について、この秋から個人カードが配布されるわけですが、それを受け取り拒否するとか、色々なことが叫ばれていますが、私個人的には、この手の改変の時期は「ビジネスチャンス」と捉えた方が良いかと思います。恐れていても何も前には転がりません。すべてチャンスととらえる心構えが必要です。

 

そのためには、先駆的に行動する必要があります。変更されようとしている法律やルールを事前に(最低1年前)にある程度の概要とポイントを知る必要があります。
これが③業界の法改正等のインプット力なんです。

 

以下、法改正等を事業チャンスに結び付ける考え方

 

(1)1年前くらいにインターネットや役所に赴き、概要資料を入手する。

※これが結構大変か。しかし、エネルギーがあればできます。

 

(2)概要を自分で整理する、もしくは、整理した資料を入手し、理解する。

 

(3)「世の中がどのように変わるか」をイメージする(近未来の想像をする)

 

(4)自社ビジネスが同変貌するかを仮説を立てる(成長するのか、衰退するのか予測する)

 

(5)自社のビジネスが衰退すると仮説がたてば、

成長するために「何をどうやれば良いか」を真剣に考える。

※この過程で、新規事業など思いつくかもしれません。

ここでインプットした知識を創造力を駆使して智恵に変えて行くのです。

 

(6)競合他社に先駆けて、1年か半年かけて地道に社内で仮説の元議論を繰り返し、

WEBの整備、マーケティング準備、人材の育成など準備を行います。

制度改正とともに、一気にスタートダッシュし、自分が属する市場でシェアを獲得するのです。

(7)スタートダッシュが出来ると、仮説の検証が出来る余裕があります。

 

 

PDCAを毎週回す癖付が社内に出来ている会社なら、すぐ軌道修正が出来ます。
いかがですか?

 

繰り返しますが、知識がない人は「智恵」が出ません。智恵が無い人は、創造も応用も利きません。だから、そのような経営者の会社は衰退するだけなんです。

 

経営者は社員にあふれるほどの知識を詰め込ませて、その知識を「智恵」に昇華させる場(進捗会議など)を設定し、発表させる機会を作るべきです。

 

人間の創造力や応用力は、経営者だけの特権ではないです。社員も良いアイデアをたくさん持っていますので、それを引き出して経営に活かすことこそ経営者の役割です。

 

アールイープロデュース