【組織活性化7つの仕掛け】知識INPUT(①競合他社の分析・インプット)

経営

組織活性化を実践して売上利益を拡大したい中小企業経営者の皆様

 

今回のテーマは知識インプットに移ります。

 

【組織活性化7つの仕掛け】知識INPUT(①競合他社の分析・インプット)

 

組織を活性化させるためには、経営者も管理職も社員も、それなりの知識をインプットしておかなければなりません。

 

その知識とは、経営戦略論であり、マーケティング理論であり、財務管理や労務管理や情報管理などでしょうか?この理論や知識を習得するには、中小企業診断士の受験講座を受けることが最も手っ取り早い習得方法だと私は思います。試験に合格する必要はないです。勉強する過程で理論や知識がどんどん吸収できます。

 

今回のテーマ「競合他社の分析・インプット」は、知識というより、経営を行う場合の最初の一歩です。
小売業でもサービス業でも飲食業でも、「競合他社」があります。他社と同じことを行っていてもそれなりには事業はでき

 

ますが、それ以上に成長発展がないです。

 

弊社の事例でいくと、弊社は適性検査CUBICというツールを日本全国に販売しています。このツールを取り扱う代理店は数十社あります。その競合他社の中で、自社を選択してもらうためには何をしなければならないか?競合他社のサービスの特徴やWEBでの見せ方、価格、などを比較します。

 

以下段取りをまとめました。

 

(1)競合他社を最低3社ピックアップし、商品・サービスの特徴、価格、エリアなどを整理し、自社との比較表を作成します。

 

(2)競合他社に比べて自社の強み、自社の弱みを分析します。

 

(3)強い部分をさらに伸ばす策はないか検討する。それと同時に、弱い部分を競合他社並みにレベルアップする方策を考える。この過程を経営者だけでなく、幹部社員と社員を巻き込んで考えることが重要です。

 

(4)上記(3)で練った策を実行する。
中小企業の経営者は社員に情報を知らしめることを躊躇する人がいます。
しかし、これは誤りだと私は思います。
競合他社の強みと弱みを分析し、全員で共有し、それに打ち勝つために何をするかを真剣に考えさせ、社員同士で議論させることこそ、人材育成だと思います。

 

そのノウハウや競合分析のやり方が、知識として社員に定着させると、後は楽です。社員たちが日々当たり前のように競合分析を行い、実践するようになります。特に小売業や飲食業はうまくいくと思います。競合他社がわかりやすいですからね。

 

まあ、社員にどれくらいノウハウやスキルを知識として蓄積させることができるかが経営者の腕の見せ所です。