【組織活性化ノウハウ】理念・ビジョンの共有

経営

組織活性化で売上利益を拡大させたい中小企業経営者の皆様
今回のテーマは【組織活性化ノウハウ】理念・ビジョンの共有です。
「理念・ビジョンの共有」は誰のために作成するか?
それは、経営者自身のためです。
「社長」は誰でもなれます。資本金を入れて会社を作成すれば、社長と呼ばれます。
しかし、「経営者」は従業員を雇用し、組織をまとめて目指す方向に従業員の経営資源
を集中させ、組織を強くできる人だと思います。
そのためには、色々な個性を持った従業員を上手く使い、組織活動を行っていく必要が
あるのですが、それには「経営理念」や「経営ビジョン」が必須となります。
経営者自身が、経営を日々実践する過程で、課題や問題点、トラブルに見舞われるからです。
その時に、たちかえるのは「経営理念」になります。
自分は何のために会社を興して、事業をやっているのだどうか?と迷う瞬間は
経営者なら何度となくやってくるはずです。経営理念が無いと、自分の中に、ポリシーが
無いので、筋が通らないことでもやり始めます。良い儲け話があると、すぐ飛びついたり
します。こうなると、経営は行き当たりばったりになり、周りから見ると、
「何やってんの?」という感じに見られます。
社員が一人もいないうちから、「経営理念」は作成して、HPやパンフやチラシなどに
刷り込み、出会う人すべてに自分の口から「経営理念」を語るようにすれば、自然と
自分自身の確固たるポリシーに昇華してきます。何度も何度も語るのです。
その次は、「経営ビジョン」の設計を行ってください。
3年から5年先の未来の会社のイメージです。未来予想図です。
○○の事業で売上○億円、都内でシェア○%、○○事業で世の中を変えるなど
何でもOKです。経営理念に外れないことであれば、会社がどのような事業や組織で
社会に貢献して行くのかを明確にビジョンとして記載します。
社員を雇用する際は、「経営理念」と「経営ビジョン」を示し、共感してくれる人材を
採用していけば良いのです。理念に共感しない人はどれだけ優秀でも、その会社では
使いものになりません。目指す方向性が異なるのですから。

「経営理念」や「経営ビジョン」作成を、バカにする人が多いですが、

作成して経営に良いか悪いかを実践し、検証した人に言われるのは良いのですが、
作成したこともない人に、とやかく言われたくないですね。
経営って、理屈ではないので、経営者と従業員の一体感というか、信頼感が無いと、
ほんと、うまく回らず、会社は強くなりません。
まだ、未作成の経営者は、ぜひ作成して見て下さい。
自分が経営者として進むべき道が見えてくると思います。